きらきら馨る四の巻

きらきら馨る四の巻

東宮・陽朔との婚約は、思わぬところに波紋を呼んだ。
怨霊の新たな標的となってしまった沙桐を守るため、陽朔と宮様Sは沙桐を男装の『薫』姿で左大臣家に預けることに…。
いくら怨霊に狙われているとはいえ、恋敵の家に厄介になるなんて! 家司の早生や、その弟の忍(実は琴姫の変装)と仲良くなる沙桐だが…!? ドキドキの毎日!都を騒がす怨霊から身を守るため、沙桐は男装姿の『薫』として左大臣家に預けられた。
解決を目指す陽朔は意外な怨霊の正体に気付くが、信じたくない気持ちから確信できないでいた。
一方公卿の間では、怨霊騒ぎの原因は沙桐姫にあるとして、入内を白紙に戻してはどうかとの声が上がり始める。
ついに迎えた陣定。
果たして審議の結果は…!?怨霊騒ぎの間、恋のライバル琴姫のいる左大臣家に預けられた沙桐。
男装した沙桐と琴姫は、お互いが恋敵だと知らないまま親睦を深めていく。
しかし、琴姫は中務卿宮への腹いせに、女房に命じて沙桐を都の外に連れ出してしまった。
なんとか自力で脱出したものの、今度は怨霊に捕まってしまう沙桐!! しかも怨霊は早生にそっくりで…!?都を騒がせた怨霊の正体は、左大臣家の家司・早生の心が生み出した生霊だった!! かたくなな早生の心を動かすため、宮様Sは琴姫を担ぎ出すことに。
かくして、沙桐と琴姫が初のご対面! 友情を育んできた『薫』と『忍』だが、恋のライバルとして顔を合わせるのはこれが初めて。
恋の火花散る怒涛のお姫さま対決、行方やいかに…!?『姫様の幸せが自分の幸せ』。
そう思い込んで自分の心を裏切っていた早生。
そんな早生の秘められた気持ちこそが、怨霊を生み出す原動力となっていたのだ。
宮様Sの助けで我に返った早生に、琴姫は本当の気持ちを伝える。
左大臣も条件付きで琴姫と早生との結婚を認め、対立しながらも友情を築いた沙桐と琴姫は、どちらが早く結婚できるか競うことに!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60014583



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